先週の今頃はまだウィーンにいたはず。時が経つのは早すぎる…。
さて!ウィーン回想録2日目にまいります。
たっぷり7時間は寝た私たち。
時差ぼけもなく、朝から元気にカフェへと出かけます。
カフェ文化発祥の地、ウィーン。ここへ来たらカフェめぐりをしよう!…ときめていたのです。
ウィーンは中心部をぐるっと環状線のように、円形に路面電車は巡っていて。その一角を「リング」と呼ぶのですが、そのリング内で1番伝統的なカフェ「Schwarzenberg(シュヴァルツェンベルグ)」へ行きました。
朝8時の店内はまだ2,3組人がいるくらいでゆったりとした空気が流れています。
二つとなりのテーブルでは、オーストリア紳士たちが、偶然顔見知りにあったらしく、和やかな談笑が始まったり。
地元〜なまったり感を感じました。
私はオムレツと、アインシュペナー(濃いコーヒー+ホイップクリーム)、友人はケーキを注文。
オムレツはハムとチーズ、マッシュルームがミックスして焼かれたものですっごく美味しかった!!
腹ごしらえもしたので、2駅ほど路面電車にのり(むしろ歩いていけという距離)、ハプスブルグ家栄光の証、ホーフブルグ宮殿へ。
いくつかの建物からなる広大な建物ですが、1番のメインである皇妃エリザベート(愛称シシィ)博物館や、フランツ・ヨーゼフの執務室などを見学し…。
次の建物へ移動する途中、悲劇はおきました。
庭に立っていたなんだか立派そうな像を写真におさめようとした次の瞬間。
うっかり手を放して床に転がっていったデジカメが、スローモーションのように見えました…。
外傷は見当たらなかったので、いけるかな…と思ったんですけどね…。
……デストローイ!!
この瞬間から、急に友人が優しくなり、当初3枚だけと約束していた月森との記念写真の枚数の制限がなくなりました…(笑)
曰く、「なんか優しくせずにはいられなくなった」とのこと。
ありがとう、友よ!そしてやけに記念撮影に積極的に手伝ってくれるようになりました(笑)
なので、急にここから、月森の写真率が上がります!!
傷心のまま敷地内にあった「アウグスティーナ教会」に入り、椅子に腰掛けて中のデータが破損していないか、同じCanonのデジカメをもっていた友人にカメラをかりて、SDカードをチェック。
すると、奇跡的にこの状態でも写真が撮れていたことが判明。
以後、ファインダーなしで、感覚で写真を撮るという荒業を編み出しました(笑)
そのあと、王宮敷地内の庭園に移動。
ト音記号の形の花壇にたつモーツァルト像♪
とってもウィーンらしい絵です!
…音楽に縁のある場所では、この人と記念撮影しなきゃいけないでしょう…ってことで、早速、さっきの一件から優しくなった友人に目配せをおくります。
私「…撮っていい?」
友人「…仕方ない。いいよ。撮りな…。」
やったー!!
モーツァルト先生と記念撮影する月森の図。(笑)
あ、いいわけしておくと、ちゃんと人目を気にして、人が通りかかっていない隙に頑張りましたんで!!(写真撮影スポットだったので苦労しました)
ただし、流石に間近で撮る勇気はありませんでした(笑)
一息つくために、王宮の近くにあるカフェ「Demel(デーメル)」へ。
ウィーンはザッハトルテ発祥の都。
「Sacher(ザッハー)」と「Demel(デーメル)」は、その商標をめぐり、法廷で争ったのだそうです。(ガイドブック情報)
1963年に、示談の結果、ザッハーはその権利を守り、デーメルは「エデゥアルドのザッハトルテ」と名乗ることでこの争いは終結したのだとか。
ちなみに、デーメルはハプスブルグ家御用達のお店とのことで、お昼過ぎに入りましたが、超満員で席を見つけるのに一苦労しました。
デーメルでは、まず入り口のショーケースで、好きなケーキを注文し、それを店員さんに紙にかいてもらい、それをそのままテーブルへ持って行きます。
更に店の奥にいくと、おいしそうなカナッペが。これも指差し注文し、店員さんに紙に書いてもらいました。
1階に席がなかったので、2階へ。席につくと、別の店員さんがその紙を回収。飲み物だけを、座席で注文します。
やがて、飲み物とともに、先ほど紙に書いてもらった食べ物がやってきました。
今回、ザッハーのザッハトルテと食べ比べをすべく、デーメルでもザッハトルテを注文。
隅っこの席だったからね!
こんな撮影もできましたよ!(笑)
ちなみに、ホイップも添えて欲しかったんですが、言う前に店員さんがケーキを持ってきたので、結局そのまま頂きました。
甘いもの苦手なのにゴメンよ、月森!
でも香穂ちゃん案内するとき用に、美味しいお店は下調べしておいた方がいいと思うんだ!!(余計なお世話)
飲み物は、マリア・テレジアを注文。オレンジリキュールがモカに入ったコーヒーで、結構アルコール度は高くてクラクラしました(笑)
ザッハトルテは甘さ控えめ、アプリコットジャムの酸味とあいまって美味しかったです。
デーメルで月森とお茶をした後、グラーベン通りを通って、シュテファン寺院へ。
歩行者天国の中心に、いきなり壮麗な教会が姿を見せます。
エスカレーターで塔の上へいき、ウィーンの町並みを一望しました!
ここで陽気な外国人の方に、友人とツーショットの写真を撮ってもらいました♪
で、ガイドブックに、「外にモーツァルトの葬儀をした記念碑がたつ」と書いてあったんで探したんですが。
ドイツ語が読めず、なんとなく「これじゃね?」というのを撮影(笑)
今でもここであっていたのかよく分かりません。
教会を出た後は、いよいよモーツァルトがウィーンで過ごした現存する唯一のお家へ!!